★モノを慈しみ、大切に紡ぐ~着物リメイク

 アトリエRIKA

2021.1.1

着物をリメイクしたこのスカートに釘付け。お店は、寄居町で着物リメイクを中心に洋服のリフォームやワークショップ等を手掛ける「アトリエRIKA」さん。

 

着物は大正の初期から昭和の初期にかけて流行った「銘仙」。100年以上昔にこんな斬新でモダンな柄が流行っていたとは驚きである。店主は銘仙のコレクターでもあり、多くの方に銘仙を広めてゆきたいそうで、様々な銘仙柄を紹介して下さった。

 

出会いは、格安で購入した着物をツーピースにリメイクしたくて、ネットで「着物リメイク・埼玉」で検索して見つけたことにある。埼玉県内の情報を発信するという仕事柄、どうしても県内のお店でお願いしたくて。

 

実はこれにはエピソードがある。単にネットで見つけただけで、いきなり訪ねたことのない町とお店にお願いすることに正直抵抗があったのだ。まことに失礼ながらも「まだお願いするかどうかわかりませんが、伺ってみてから決めたい」と一言添えてお店へ。けれども寄居町という町、そして「アトリエRIKA」さんに足を踏み入れた途端一目ぼれ。それから寄居町とお店とのお付き合いが始まった。

お店では着物の他、服のリメイク、アンティーク雑貨やマスク、着物生地を使った袋物なども扱っており、全てに共通するのはモノや人の想いを慈しみ、大切に紡ぐこと。北欧にも着物生地をリメイクした洋服を提供している。

 

私はツーピースの後、高校時に縫った浴衣をワンピースに蘇らせて戴いた。

 

蘇る。なんと粋なことだろう。

 

アトリエRIKA

住所:大里郡寄居町寄居973-1

営業時間:11:00~18:00

定休日:月・火曜日